2011年11月4日楽法寺だより11月号
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松影(まつかげ)のくらきは月の明かりなり
朝晩の気温が下がり、四方の山々は露霜をうけてひとしきり
錦繍の彩りを織りなし、月影に映える季節となりました 。
“松影のくらきは月の光なり”という古人の歌がありますが、
松が立っていても暗闇では見ることは出来ませんが、影を浮かび上がらせて、
気づかせてくれるのは光のおかげであります。
私たち自身もまた、自らが気づかなかった利己的な行動や欠点を、
気づかせ照らし出して下さる仏の光の存在を忘れてはなりません。
仏の光は、まんべんなく平等に照らして下さっています。
照らされ導かれることによって我が非に気づき、本来の行くべき道も
見えてくるのかもしれません。
月の光が明るくなるほどに、影もより一層美しく映えるのです。
脚下にある人生の生き方
脚下とは、足下つまり私達が過ごす今この一瞬のことを言っています。
道元禅師の言葉にある 「脚下に有り」とは、一番身近なことを見ることをいい、
人間の生き方が、まさに脚下にあります。
道元禅師は、正治二年(1200)内大臣久我通親の子として生まれ、
若くして唐詩や『左氏伝』(春秋の解釈書、三十巻)を学び、幼くして
両親を亡くし十三歳の時、比叡山の千光房に入り天台座主公円僧正について
天台の奥義を学びました。
ところが、天台教学に大きな疑問を抱くようになり山を下りて圃城寺の公胤を
訪ねました。そこで公胤に「宋に行って禅を学ぶのが最善の法である。」と勧められ、
真実の仏法求めて建仁寺の栄西禅師の下で修行され、栄西の高弟の
明全について大陸禅や会話を学び、貞応二年(1221)24歳の時、明全らと共に
宋に渡りました。
道元は、各地の禅寺を巡って求道を続けているうち天童寺で曹洞宗の如浄禅師に
出会い、如浄禅師の下で苦しい修行に耐えること3年、ついに仏教の神髄である
「仏祖単伝の正法」を見出し、悟りを開いたのです。
5年にわたる修行ののち帰国した道元は建仁寺に入り、如浄禅師から伝えられた
禅の布教活動をし、『普勧坐禅儀』 で坐禅の考え方や坐法を説きました。
道元禅師の説法の集大成で有名な『正法眼蔵』九十五巻を著しました。
道元禅師の純粋な説法は、叡山衆徒(天台衆徒)を刺激したため圧迫を受け、
寛元元年(1243)44歳の時、越前(福井県)に道場を移しました。
越前では、純粋の正法禅を求めて永平寺に隠棲、「釈迦牟尼仏にひとしくして、
ことなることなからん」と究極の理想で説法の最後を結びます。
病が進んだ道元は、永平寺を孤雲懐奘禅師にゆずって上洛し、
建長五年(1253)京の宿で一介の平僧として高潔無比の一生を静かに閉じました。

今日存すれど 明日もと思うことなかれ
死に至りあやうきこと 脚下にあり
祖師講並び皇寿観音像祈祷法要のおしらせ
山門並び鐘楼堂、山門周辺の工事に伴い、
12月15日に行われます祖師講並び皇寿観音像祈祷法要は、
住職並び総代のみ出席の内々で執り行う予定です。
古い塔婆、各種祈祷札・万灯会の献灯蝋燭、掛け軸等の奉納は受け付けています。
12月15日の法要までに本堂前に設置しています奉納箱にお納めください。
祈祷法要時に供養し焼却します。
但し、お位牌・仏壇等は住職にご相談下さい。
ご先祖の供養お済みですか
ご供養は、子や孫にとって御先祖様に御報恩の誠を捧げる大切な行為であります。
本年度の年回忌に当たっている霊位のご供養がまだの各家は、ご確認の上、ご供養下さい。
尚、来年度(平成24年)年回忌に当たっている霊位につきましては、
1月初旬にハガキにてご連絡致します。
山門旧ケヤキ材で観音像が完成
旧山門左右の丸柱2本(ケヤキ材)で作製をお願いしていました
観音像(仏像)が完成しました。
一本彫りのすばらしい技法で、年輪が非常に美しく厳かなお姿の観音様です。
落慶法要にて皆様にご披露いたします。
お稚児さん募集中
この度新しい山門が完成し、鐘楼堂の移転修復が無事終了し、平成24年4月28日には
皆様と共にお祝いの式典を勤めていきます。
このよき日に花を添えていただく稚児を募集いたします。
ぜひこの機会にご参加をいただき、み仏の知恵と慈悲にあやかり、
かわいいお子様方がますますご無事に賢く優しい子に御成長されんことを祈念致します。
健全成長とご守護を祈願し、一生の記念に残るお稚児さんですので多くの
方々の参加をお待ち申し上げています。

稚児参加料金 金3、500円
料金に含まれるもの
(男子)鳥帽子・金襴衣・白衣等一式 念珠 花 お土産 記念写真代
(女子)天 冠・金襴衣・白衣等一式 念珠 花 お土産 記念写真代
応募資格者 0歳~10歳以下
檀信徒にかかわらずどなたでもご参加できます
のでご親戚・ご友人にもお声をかけて下さい。
申し込み締切希望日 平成24年1月31日
稚児参加希望の方は、申込書にご記入の上、各地総代・役員様並び
当寺までお申込下さい。
申込用紙の追加並びご質問等がありましたら、ご遠慮なく当寺にお尋ね下さい。