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楽法寺だより5月号

青は藍より出でて藍より青し

野山の色が青々としてくる薫風新緑の季節がやってまいりました。
この季節は身も心もさわやかな気持ちへと導いてくれます。
“青”と言えば、荀子の勧学篇第一に有名な「青は藍より出でて藍より青し」と
いう言葉がおもいだされます。勉学を重ねれば教わった先生よりも
勝ることが出来るということですが、これは信仰にも当てはまる言葉です。

親や先祖のまじめな信仰に、私たちがより一層深く受け継ぐ心を磨くよう
発願することが大切なのでしょう。
「財産を継ぐ子はあるが信仰を継ぐ子はいない」と
ならぬよう、本当の親孝行を行いたいものです。

三級波高うして魚龍と化す

新緑の空に勢いよく泳いでいる鯉のぼりの姿を見ていますと、
我が子の健やかな成長と出世を祈る親心が感じられます。

鯉のぼりを立てる由来を見ますと、
中国の夏(カ)王朝を開いた“兎”は黄河の氾濫をおさえるため、、
黄河上流の龍門山を三段に截っておとして水を排除しました。
その結果、そこに瀑布ができ、多くの魚たちが瀧の下に集まり、
この三段の瀧を登ろうと試み、稀に登りきることができた魚は、
雷火で尾が焼かれ、頭上に角をいただき、たちまち龍と化し、
雲を呼んで昇天したということから、世に立身出世の難関を『登龍門』とされ、
我が国でも江戸時代頃から端午の節句に鯉のぼりを
立てるようになったそうです。

5月8日は釈尊降誕会 花まつり

花まつりは、仏様の尊い教えをひろめ、苦しみ悩む人々を救おうと
したお釈迦さまの誕生を祝い、かけがえのない生命をいただいた御先祖様に
感謝し、お釈迦さまの智慧と慈悲の教えを信じて生きとし生けるものの命を
大切にし、幸せと平和をめざし、苦しみ悩むこの世の人々を助けてゆく
気持ちをあらたにする法要です。
当寺ではかわいい白象に乗った花見堂を設置していますので、
当日はかわいい誕生仏に甘茶を濯がれ、御先祖様に感謝報恩の御供養を
されますことを、心よりお待ち申し上げております。

平成25年5月8日(水)

一般花供養   午前9時~ 午後1時頃まで随時
経木塔婆に先祖様の戒名等を書きいれ、
本堂内でご供養し、山門横の釈迦堂で
水向けの供養をいたします。

*午前11時から12時頃までは
初花特別供養が行われますので、
一般花供養は初花特別供養の中で
一緒にご供養致します。

供 養 料   1霊位  1,000円

申し込みされた方に甘茶(ティーパック)を
進呈いたします。御先祖様に御供え下さい。

初花特別供養  午前11時~
今年初花を迎えるご先祖をお持ちの方々への
特別供養となります。

供養後、花祭りの法話をいたします。

一般の方も是非ご参加下さい。

お知らせ
午前10時30分頃に、かわいい北条保育園の園児達が
献花に参加します。

あめつちの中に我あり一人あり

お釈迦様は誕生されるや、東西南北の四方にそれぞれ七歩歩まれ、
右手を挙げて天を、左手を下げて地に指し、「天上天下唯我独尊」と
言われたと伝えられています。

「天上天下唯我独尊(唯我ひとり尊し)」は、文字だけを逐って解釈すると
この広い宇宙の中で″私が最も勝れている″という意味です。
しかし、それは仏教的解釈ではありません。
唯我とは、絶対の一人ということです。絶対というのは、いつ、どこでも、
だれもが持っている価値を指します。
独尊とは比類のない尊さ、つまり“ほとけのいのち”のことです。
よって「天上天下唯我独尊」は、果てしなく広いこの宇宙に存在する
すべてのものは、みな、比類のないほとけのいのちを具えているから
尊いのであるとお釈迦様は説いておられるのです。

甘茶の由来

花見堂の誕生仏に甘茶をかけるのは、釈迦誕生の時、
九つの竜が天から清浄の水を注ぎ、産湯を使わせたという伝説によるものです。
正式には五種の香水を用いますが、これを五香水または五色水といいます。
現在多く使われている甘茶は、山アジサイの一種でです。生の葉は苦くて
甘みはありませんが、八月ごろに葉を採り、一晩寝かせてよくもみ上げて
陰干しすると甘みが出て甘茶になるそうです。
また、甘みをますために漢方薬のカンゾウを用いるところもあります。
この甘茶で墨をすり、「虫」の一字か「音より卯月八日は吉日よ神さけ虫を成敗ぞする」と
書いた紙を便所に貼ると、うじが生じないなどといわれ、
明治の頃までは、竹筒を提げて甘茶をもらいに来る子供たちで賑わい、
また門前には竹筒を売る店がずらりと並んだといいます。

被爆ピアノ平和コンサートで演奏してみませんか!

秋彼岸万灯会 被爆ピアノ平和コンサート演奏者募 集

誰もが参加できるコンサートです。お寺の本堂・境内が会場となりますので、
コンサートホールとは違った幻想的な中で、被爆ピアノをその手で演奏できる
滅多に巡り会えない機会です。
ご家族の中でピアノを習っている方、ピアノを弾かれる方、ピアノに興味がある方、
経験や上手下手は一切問いません。
有名なアーティストや数多くの方々がそれぞれの思いを込めて
弾かれた被爆ピアノです。
優しい音色に込められた平和への調べを演奏しませんか。
あなたや子供達にとってきっとすばらしい人生の1ページとなることでしょう。
皆様のご参加・お申込を待ちしています。

檀信徒先行募集  募集人数 20名
6月1日~6月末日〆切 応募多数の場合は抽選

一般募集     募集人数 20名
7月1日~7月末日〆切 応募多数の場合は抽選

募集条件並びに資格
①参加費 1,000円(被爆ピアノ募金として)
②年齢経験不問 演奏時間3分程度
③第3部の秋彼岸万灯会法要に参加すること
④小学生以下の子供は子供献灯に参加すること

秋彼岸万灯会・被爆ピアノについての詳細は ここをクリック