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2月15日は釈迦涅槃会です

2月15日の涅槃会(ねはんえ)は、4月8日の降誕会(ごうだんえ)、

12月8日の成道会(じょうどうえ)と並び、お釈迦さまを尊ぶ大切な仏教行事です。

当寺では、本堂に涅槃図を掲げています。

 

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お釈迦様が涅槃に入られる時の姿を描いたものを涅槃図といいます。

この絵像のなかで、立ち並ぶ沙羅樹の半分が枯れているのは、

釈尊の入滅に樹も悲しみ殉じたものだといわれます。

また半分の沙羅樹が枯れずに青々としているのは、母、摩耶夫人が

兜率天(天上界)から雲に乗って回生の霊薬をもたらされたが、

間に合わないので従者に投下させられた時、樹に引っかかり、

その霊気を感じて蘇生したためといわれています。

 

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沙羅双樹の半分枯れ、半分蘇生した姿を「四枯四栄」といい、

右側の四本は幹・葉ともに黄色または白(鶴林ともいう)で、
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枯れる姿をあらわし、左側の四本は、幹・葉とも緑色で青々とした

生気を表しています。

葬式で紙華を供えるのは、この「四枯四栄」を表したものです。

中央に宝床を設け、お釈迦さまが右脇を下にして臥され、

それを取りまく弟子や菩薩、諸天善神から鳥獣昆虫に至るまで、

二株に欺き悲しむ様子が描かれていますが、これは三界一切の生き物を表したもので、

仏教が人間だけを救いの対象としていないところがよく分かります。

皆様も是非この機会に涅槃図をご覧になり、釈迦のような生き様を学んでいただきたいと

切に願うものです。