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楽法寺だより3月号

春彼岸、菩提の種をまく日かな

 

昔の人が生活経験から「暑さ寒さも彼岸まで」と教えてくれていますが、
春の訪れがあちらこちらと見受けられ、各家でもお彼岸のお寺参りやお墓参りの計画を
お立てになっていることでしょう。

 

 

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私たちを見守って下さるご先祖様の一番の喜びは、私たちみんなが幸せで、
心安らかな生活を送ることです。
あなたが生まれてくるために、はるか36億年の尊い命が受け継がれています。
あなたは両親を縁として生を受けましたが、はるか36億年の彼方から、
何一つ途切れることがなく繋いでいただいた御先祖様のお陰であることを
決して忘れてはなりません。

 

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太陽も月も水も大地もすべてがあなたの命の根元であり、
お米も野菜も肉も魚もすべてあなたを生かしていただいたいる尊い恵みであります。
この大いなる命の前に素直に手を合わせ、感謝出来る人間でいたいものです。

 

夜と昼 暑さと寒さ  何もかも 中ぐらいの春秋彼岸

 

お彼岸は、寒さから暑さへ、暑さから寒さへの中間地点と言えますが、
それは、命あるものが芽を吹き、青葉が茂り、花が咲く景色と、実をつけ、
葉の色が変わり、やがては近づく試練の季節を乗り越えるため、
身につけた一切の余分な身繕いを棄てようと営む行為にと向かう分岐点です。
このことから、春は、生き物を称え大切にし、自然を慈しむ行事と言えます。
春の春分の日と秋の秋分の日は、共に太陽が真東から上り、
真西に沈む日ですから、仏教の説く中道の教えにかなうともいい、
また、夕べに西方浄土を望み手を合わせるには最も相応しい日といわれています。

 

 

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信仰の厚い人が、この日に太陽の没する行方を望むと、西方浄土の姿を見ることが
できるとも伝えられています。
ですから、すでに仏界に居られるご先祖様を偲んで感謝し慰め、また自らも、
仏と共に生きる歓びの祈りを捧げるには絶好の日なのです。

今年も春のお彼岸を迎えます。お彼岸には、お墓参りをするのが習わしです。
もちろんお墓参りはいつしても善いことですが、お墓掃除はご先祖様のためでもありますが、
自分自身の修善の行でもあります。

 

 

お墓参りの心得

 

お墓まいりの根本は「捧げる」ことにあります。つまりさし上げる、回向することです。
近頃、お墓まいりを求めることや・取引することのように考える人のあるのはなげかわしい次第です。
現在のお墓はもともと五輪塔が形をかえたもので、五輪の表わす地水火風空の五大によって、
人体を象ったものといえますから、お墓まいりは、亡き人にいますが如くまごころをささげて
ご供養するのがほんとうです。

 

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お墓参りでは、お水でお墓をきれいに洗い清め、生花を供え、
お線香を上げて亡き人を偲びつつ心を落ち着けて合掌礼拝します。

 

写経をはじめませんか

 

慌ただしい日々の中で蓄積されていくストレス。
現在社会では、あらゆる人が渇きといういらだちを抱えているといわれています。
当寺では、写経によって生かされている喜びや生きがいのある人生を生活の中に
いかして頂くために広くお寺の本堂を開放しています。
静かな場所で心を無にし筆を走らせると、やわらかな和紙の手触りと
荘厳な墨の香りが貴方の魂を落ち着けてくれます。
新会員も募集しています。
是非この機会に写経を初めて見ませんか。
 

◎宗教宗派にこだわりなく老若男女を
問わず誰でも参加できます。

◎紙代・手本代は実費。
(手本250円用紙50円程度)

◎筆、硯などは各自用意。筆が苦手な方は筆ペン、ボールペンも可。
椅子席もあります。

 

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参加費無料

 

開催日

 

4月11日 午後7時~
楽法寺本堂  (毎月第2土曜日)

 

4月13日 午前10時~
大内町公民館 (毎月第2月曜日)