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2011年4月28日楽法寺だより5月号

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青は藍より出でて藍より青し

 野山の色が青々としてくる薫風新緑の季節がやってまいりました。
この季節は身も心もさわやかな気持ちへと導いてくれます。
 “青”と言えば、荀子の勧学篇第一に有名な
「青は藍より出でて藍より青し」という言葉がおもいだされます。
勉学を重ねれば教わった先生よりも勝ることが出来るということですが、
これは信仰にも当てはまる言葉です。
 親や先祖のまじめな信仰に、私たちがより一層深く受け継ぐ心を
磨くよう発願することが大切なのでしょう。
 「財産を継ぐ子はあるが信仰を継ぐ子はいない」とならぬよう、
本当の親孝行を行いたいものです。

        

三級波高うして魚龍と化す

 新緑の空に勢いよく泳いでいる鯉のぼりの姿を見ていますと、
我が子の健やかな成長と出世を祈る親心が感じられます。 
 鯉のぼりを立てる由来を見ますと、
中国の夏(カ)王朝を開いた“兎”は黄河の氾濫をおさえるため、
黄河上流の龍門山を三段に截っておとして水を排除しました。
 その結果、そこに瀑布ができ、多くの魚たちが瀧の下に集まり、
この三段の瀧を登ろうと試み、稀に登りきることができた魚は、
雷火で尾が焼かれ、頭上に角をいただき、たちまち龍と化し、
雲を呼んで昇天したということから、世に立身出世の難関を
『登龍門』とされ、我が国でも江戸時代頃から端午の節句に
鯉のぼりを立てるようになったそうです。


釈尊降誕会 花まつり

 花まつりは、仏様の尊い教えをひろめ、苦しみ悩む人々を救おうとした
お釈迦さまの誕生を祝い、かけがえのない生命をいただいた御先祖様に感謝し、
お釈迦さまの智慧と慈悲の教えを信じて生きとし生けるものの命を大切にし、
幸せと平和をめざし、苦しみ悩むこの世の人々を助けてゆく気持ちをあらたに
する法要です。
 当寺ではかわいい白象に乗った花見堂を設置していますので、ご家族一同
かわいい誕生仏に甘茶を濯がれ、御先祖様に感謝報恩の御供養をされますことを、
心よりお待ち申し上げております。

花まつりの詳細はこちら



あめつちの中に我あり一人あり

 お釈迦様は誕生されるや、東西南北の四方にそれぞれ七歩歩まれ、
右手を挙げて天を左手を下げて地に指し、「天上天下唯我独尊」と言われたと
伝えられています。
 
「天上天下唯我独尊(唯我ひとり尊し)」は、文字だけを逐って解釈すると
この広い宇宙の中で″私が最も勝れている″という意味です。
しかし、それは仏教的解釈ではありません。
 唯我とは、絶対の一人ということです。絶対というのは、いつ、どこでも、
だれもが持っている価値を指します。
独尊とは比類のない尊さ、つまり“ほとけのいのち”のことです。
 よって「天上天下唯我独尊」は、果てしなく広いこの宇宙に存在する
すべてのものは、みな、比類のないほとけのいのちを具えているから
尊いのであるとお釈迦様は説いておられるのです。

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