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除夜の鐘と新年の挨拶のご案内

形あれば心あり 心あれば形あり

 

今年も早いもので、一年が過ぎようとしています。
正月の準備もでき、「除夜の鐘」の鳴りわたる大晦日がやってきますが、
大晦日はお盆と共に先祖まつりの日であることを忘れないで下さい。
「みたまのめし」といって、以前はご先祖さまにお供えをするところが
多かったのですが、忙しさに取りまぎれて忘れがちになっています。

 

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仕事をすっかり片づけ、お掃除を全部すませたら、家族一同、
お灯明をあげ、お供えものを供えたお仏壇の前で、この一年の反省と
ご先祖へ感謝のひとときを持ちましょう。

また、年末が反省と感謝の日なら、正月は誓願の日です。
仏道の修業は願と行がそなわって達成されますが、先祖の墓前に、
「修正会」の行なわれるお寺の本尊前に、大きな誓いをもってぬかずく時、

この一年の大きなる行が一歩を踏み出すのです。
この機会に、古来の形式の中にこめられた古人の知恵をたずねて見ましょう。

 

 

 

12月31日に除夜の鐘を一緒に鳴らしませんか

 

除夜は、詳しくは「除日の夜」といい、昔の暦で掃除・すす払い・
精進・沐浴など身を清めるのに適している日と言う意味です。
真冬のきりりと引き締まった中、本堂内ではご祈祷のお経が唱えられ、
一回一回真剣に煩悩を消し去るように撞いていきます。
その音を聞いていると本当に身も心も澄んでいくような気がします。
除夜の鐘を聞きながら1年間の自分の生き方を振り返り,
ご先祖様がおられる本堂位牌堂にお参りし、広大なご恩に
感謝しながら,お陰様を喜び新しい年を迎えたいものです。

 

 

除夜の鐘は、百八つ打ち鳴らされます。これは、人間のもつ
百八つの煩悩を打消す意味といわれます。煩悩を断ち切って、
来る年は、すがすがしい年を迎えたいという祈りでもあります。
しかし、煩悩を断ち切ることはむずかしいことです。
除夜の鐘の音は、煩悩から一歩も離れられない、
私たち人間の姿を知らせて下さる響きとも感じられます。

煩悩のかたまりのような私ですが、皆様と御一緒にわが身を俄悔し、
心からの合掌をしたいものでございます。
どうぞ、ご家族でお参り下さい。

 

 

本堂・観音像ライトアップ
午後10時~午前1時

除夜の鐘
午後11時30分~12時30分頃

☆御参拝の方には、お守り等をお授けいたします。
☆総代会の御好意で、甘酒等の接待があります。
☆おみくじあります。
☆子供さんにお菓子を用意しています。

 

初詣はまず菩提寺から

 

お正月という言葉は、中国から伝わったもので、
正は「改める」という意味をもち、「年が改まった最初の月」
という意味があります。
日本書記にも出てくる、日本古来の正月の呼び名前は
「睦月」ですが、睦には仲良く親しみ合うという意味があり、
家族が仲良く新年を迎える月であることをあらわしています。
また、初詣とは、御先祖様がお祀りされています
本堂・位牌堂で手を合わし、その足でお墓に参り手を合わす行持です。
何かを祈願することよりもそうした感謝の気持ちを、
合掌という形で表すことが本来の初詣の姿です。
是非ご家族で、お参り下さい。

 

 

年始のご挨拶は1月1日~2日
午前9時~午後3時まで
年賀をご持参の方には、お札、しゃもじ等を
お渡しいたします。

 

年始挨拶のしきたり

まず、ご家族で本堂に上がり、本尊様にご挨拶。
次に、位牌堂に入り、ご先祖様の位牌に手を合わせる。
禅堂裏の皇寿観音像にお参りし、長寿のお守りをいただく
最後に、住職と接見し、年頭の挨拶をいたします。
御年賀・御年玉と書かれたのし袋を奉納され
(昔はお米を持参されていましたが、現在は浄財になっています。)
住職から祈祷札、しゃもじ等を受け取ります。
お寺からいただいた祈祷札を仏壇にお祀りし、今年一年の無病息災を
祈念いたしましょう。