楽法寺だより3月彼岸号
諸(しよ)悪(あく)莫作(まくさ) 衆(しゆ)善(ぜん)奉(ぶ)行(ぎよう)
お彼岸の季節がやってまいりました。
お釈迦様のみ教えで基本的なよりどころとして戒があります。
「仏(お釈迦さま)、法(お釈迦さまの教え)、
僧(教えを大切に生きる人々)の三宝に帰依(お任せ)して生きること」
に始まり、「すすんでよいことをしましょう。わたしもあなたもともに」
と続きます。
中国での、こんな故事が伝わっています。道林禅師と高名な詩人、
白楽天とのやりとりです。白楽天が問いました。
「仏の教えで、大切な教えをひと言で示してほしい」
「よいことをして、悪いことをするな。これがすべてだ」
「その程度のことは、3才の子どもでも知っている。」
少し立腹した白楽天の反論に禅師は、こう言い放たれたのです。
「しかし、80の老翁でも実行は難しいぞ」
表情はおだやかでも、眼光は鋭かったに違いありません。
この期間中、各寺院では、さまざまな仏事法要が行われます。
家庭では、牡丹餅(春彼岸)、団子、いなり寿司等を仏壇に供え、
先祖を供養し墓参をします。
命を繋いでくださったご先祖に感謝をし、現在の自分を深く見つめ直し
仏教を学び実践する仏道修行の一週間といえます。
当寺も、3月20日(月・祝)彼岸の中日には、本堂にて檀信徒各家の読込供養、
並びに永代供養墓「慈愛」の墓前で春彼岸供養が行われます。
ご家族皆様でお参りし、ご先祖様に手を合わせましょう。
お彼岸とは
日本特有の行事でありますお彼岸が行われたのは、大同元年(806年)3月に、
早良親王(崇道天皇)の怨霊を慰めるため、諸国の国分寺のお坊さまに
金剛般若経を読誦させたのが最初だと『日本後紀』に記されています。
インドの古い言葉、サンスクリット語の「パラミー夕」が中国で
音写されて「波羅蜜」となり、これを訳すと「到彼岸」、または
「完成」という意味になります。
彼岸とは、彼の岸、つまり向こう岸のこと。仏さまのみ教えに
導かれて安らかな生活を送ることができる世界をいい、それに対して
こちら側の岸、此岸は迷いと苦しみに満ちた、今、私たちが生きている
世界をいうのです。
到彼岸というのは苦しみに満ちたこの世界、此岸から、
仏さまのみ教えに導かれて生きる安らぎの世界である彼岸に
渡ることを心に誓い、そのために毎日の生活の中で、仏さまが示された
次の六つの実践徳目を実行することなのです。
真の幸せとは
「真理が正しく説かれたときに、真理にしたがう人々は、
渡りがたい死の領域を超えて、彼岸に至るであろう。」 『法句経八六』
お釈迦さまは、「この世には思いどおりにならないこともあり、その苦しみの原因は、
人間の煩悩と執着である」と示されました。
煩悩には、三毒(貪り、怒り、愚かさ)があり、この三つにとらわれて、
真実が見えなくなっているのです。
その苦しみから逃れようと遠ざかれば遠ざかるほど、かえって苦しみは目の前にあり、
逃れることができないと気づかされます。
お彼岸を機会に、お釈迦さまの教えに従って心を浄め、菩薩行(六波羅蜜)を実践してまいりましょう。
彼岸の世界は、遠く手の届かない所にあるのではなく、日常の生活の中にこそあるのです。
六波羅蜜の実践
布施(清らかな心で施すこと)
持戒(仏の戒をまもること)
忍辱(寛容な心を持って堪え忍ぶこと)
精進(正しく努力すること)
禅定(身をととのえ心を落ち着かせること)
智慧(正しく物事を見て対処すること)
六波羅蜜は、一人ひとりが幸せな人生を送るための指針といえるのです。
お彼岸を機会に、菩薩行(六波羅蜜)を実践してまいりましょう。
彼岸の世界は、遠く手の届かない所にあるのではなく、日常の生活の中にこそあるのです。
春彼岸各家読込供養法要 3月20日(月・祝)
◎午前10時より楽法寺本堂内で行います。
◎ご家族で参拝され、焼香供養をして下さい。
◎法要には参列者一同で、修証義を読経し、
方丈(住 職)が各家の先祖代々を一軒一軒読み込んでいき、
その間参 列いただく檀信徒に焼香をまわして共にご先祖様への
感謝報 恩を捧げていきます。
◎彼岸の供養はご先祖様への大切な報恩供養です。
今までのお参り供養と同様、お寺にてご先祖様の供養を行います。
当日お越しになれない各家の霊位も、懇ろに供養いたします。
永代供養墓「慈愛」春彼岸墓前供養 3月20日(月・祝)
今年も下記の通り、永代供養墓「慈愛」にて春彼岸墓前特別供養を修行いたしますので、
ご家族・ご親戚・ご関係者各位お誘い合わせの上、是非ご出席ください。
日時 3月20日(月・祝) 午前11時30分~
春彼岸墓前特別供養
特別見学相談
場所 晴天の場合 楽法寺霊園 永代供養墓「慈愛」
雨天の場合 楽法寺本堂内にて行います。
「慈愛」施主家の皆様へ
法要時にお焼香をしていただき、読み込み供養を行います。
お布施等の金銭は必要ございません。(お供え、お花等はご自由です)
生前契約の方もその家の先祖読み込み供養をいたしますので、
是非この機会にご参加いただきご安心ください。
当日は特別見学相談も実施します。お知り合いの方で
ご興味がある方がおられましたらご一緒にお越し下さい。
観音講に入りませんか
自分以外の人との「つながり」が切れてしまうのは、とてもつらいものです。
ふと気がつくと今日一日誰とも出会っていない、誰とも話をしていない時はありませんか。
そんなときには、誰かが手をさしのべてくれるのを待つのではなく、
自分のほうから動いてみてはどうでしょう。
するとそこに新しい「つながり」が生まれます。人は人を必要としています。
あなたが誰かとのつながりを求めているのと同じように、
あなたとの出会いを待っている人がきっとあるはずです。
観音講では詠讃歌(仏様を讃える簡単な歌です)を口ずさんでみたり、
座禅を通して住職の法話を聞きてみたり、その後は、禅堂にてお茶を頂きながら
いろいろな方とお話をながら、健康長寿に感謝してほのぼのとした時間を
過ごして頂いております。
どなたでもご参加ご入会していただけます。まずはお電話ください!
諸(しよ)悪(あく)莫作(まくさ) 衆(しゆ)善(ぜん)奉(ぶ)行(ぎよう)
お彼岸の季節がやってまいりました。
お釈迦様のみ教えで基本的なよりどころとして戒があります。
「仏(お釈迦さま)、法(お釈迦さまの教え)、
僧(教えを大切に生きる人々)の三宝に帰依(お任せ)して生きること」
に始まり、「すすんでよいことをしましょう。わたしもあなたもともに」
と続きます。
中国での、こんな故事が伝わっています。道林禅師と高名な詩人、
白楽天とのやりとりです。白楽天が問いました。
「仏の教えで、大切な教えをひと言で示してほしい」
「よいことをして、悪いことをするな。これがすべてだ」
「その程度のことは、3才の子どもでも知っている。」
少し立腹した白楽天の反論に禅師は、こう言い放たれたのです。
「しかし、80の老翁でも実行は難しいぞ」
表情はおだやかでも、眼光は鋭かったに違いありません。
この期間中、各寺院では、さまざまな仏事法要が行われます。
家庭では、牡丹餅(春彼岸)、団子、いなり寿司等を仏壇に供え、
先祖を供養し墓参をします。
命を繋いでくださったご先祖に感謝をし、現在の自分を深く見つめ直し
仏教を学び実践する仏道修行の一週間といえます。
当寺も、3月20日(月・祝)彼岸の中日には、本堂にて檀信徒各家の読込供養、
並びに永代供養墓「慈愛」の墓前で春彼岸供養が行われます。
ご家族皆様でお参りし、ご先祖様に手を合わせましょう。
お彼岸とは
日本特有の行事でありますお彼岸が行われたのは、大同元年(806年)3月に、
早良親王(崇道天皇)の怨霊を慰めるため、諸国の国分寺のお坊さまに
金剛般若経を読誦させたのが最初だと『日本後紀』に記されています。
インドの古い言葉、サンスクリット語の「パラミー夕」が中国で
音写されて「波羅蜜」となり、これを訳すと「到彼岸」、または
「完成」という意味になります。
彼岸とは、彼の岸、つまり向こう岸のこと。仏さまのみ教えに
導かれて安らかな生活を送ることができる世界をいい、それに対して
こちら側の岸、此岸は迷いと苦しみに満ちた、今、私たちが生きている
世界をいうのです。
到彼岸というのは苦しみに満ちたこの世界、此岸から、
仏さまのみ教えに導かれて生きる安らぎの世界である彼岸に
渡ることを心に誓い、そのために毎日の生活の中で、仏さまが示された
次の六つの実践徳目を実行することなのです。
真の幸せとは
「真理が正しく説かれたときに、真理にしたがう人々は、
渡りがたい死の領域を超えて、彼岸に至るであろう。」 『法句経八六』
お釈迦さまは、「この世には思いどおりにならないこともあり、その苦しみの原因は、
人間の煩悩と執着である」と示されました。
煩悩には、三毒(貪り、怒り、愚かさ)があり、この三つにとらわれて、
真実が見えなくなっているのです。
その苦しみから逃れようと遠ざかれば遠ざかるほど、かえって苦しみは目の前にあり、
逃れることができないと気づかされます。
お彼岸を機会に、お釈迦さまの教えに従って心を浄め、菩薩行(六波羅蜜)を実践してまいりましょう。
彼岸の世界は、遠く手の届かない所にあるのではなく、日常の生活の中にこそあるのです。
六波羅蜜の実践
布施(清らかな心で施すこと)
持戒(仏の戒をまもること)
忍辱(寛容な心を持って堪え忍ぶこと)
精進(正しく努力すること)
禅定(身をととのえ心を落ち着かせること)
智慧(正しく物事を見て対処すること)
六波羅蜜は、一人ひとりが幸せな人生を送るための指針といえるのです。
お彼岸を機会に、菩薩行(六波羅蜜)を実践してまいりましょう。
彼岸の世界は、遠く手の届かない所にあるのではなく、日常の生活の中にこそあるのです。
春彼岸各家読込供養法要 3月20日(月・祝)
◎午前10時より楽法寺本堂内で行います。
◎ご家族で参拝され、焼香供養をして下さい。
◎法要には参列者一同で、修証義を読経し、
方丈(住 職)が各家の先祖代々を一軒一軒読み込んでいき、
その間参 列いただく檀信徒に焼香をまわして共にご先祖様への
感謝報 恩を捧げていきます。
◎彼岸の供養はご先祖様への大切な報恩供養です。
今までのお参り供養と同様、お寺にてご先祖様の供養を行います。
当日お越しになれない各家の霊位も、懇ろに供養いたします。
永代供養墓「慈愛」春彼岸墓前供養 3月20日(月・祝)
今年も下記の通り、永代供養墓「慈愛」にて春彼岸墓前特別供養を修行いたしますので、
ご家族・ご親戚・ご関係者各位お誘い合わせの上、是非ご出席ください。
日時 3月20日(月・祝) 午前11時30分~
春彼岸墓前特別供養
特別見学相談
場所 晴天の場合 楽法寺霊園 永代供養墓「慈愛」
雨天の場合 楽法寺本堂内にて行います。
「慈愛」施主家の皆様へ
法要時にお焼香をしていただき、読み込み供養を行います。
お布施等の金銭は必要ございません。(お供え、お花等はご自由です)
生前契約の方もその家の先祖読み込み供養をいたしますので、
是非この機会にご参加いただきご安心ください。
当日は特別見学相談も実施します。お知り合いの方で
ご興味がある方がおられましたらご一緒にお越し下さい。
観音講に入りませんか
自分以外の人との「つながり」が切れてしまうのは、とてもつらいものです。
ふと気がつくと今日一日誰とも出会っていない、誰とも話をしていない時はありませんか。
そんなときには、誰かが手をさしのべてくれるのを待つのではなく、
自分のほうから動いてみてはどうでしょう。
するとそこに新しい「つながり」が生まれます。人は人を必要としています。
あなたが誰かとのつながりを求めているのと同じように、
あなたとの出会いを待っている人がきっとあるはずです。
観音講では詠讃歌(仏様を讃える簡単な歌です)を口ずさんでみたり、
座禅を通して住職の法話を聞きてみたり、その後は、禅堂にてお茶を頂きながら
いろいろな方とお話をながら、健康長寿に感謝してほのぼのとした時間を
過ごして頂いております。
どなたでもご参加ご入会していただけます。まずはお電話ください!