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2011年10月3日楽法寺だより10月号

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月影のいたらぬ里はなかれども・・・・

 厳しい暑さも峠を越え、いよいよ澄みきった月が、
美しく輝く時節となってまいりました。
 
「月影のいたらぬ里はなかれども ながむる人の心にぞすむ」



と詠われたこの意味は
月の光は、広い世界を余すところなく平等に照らし、とどかない
所はないけれども、この清らかな月の光も、家の中で戸を
締めている人には見えないでしょう。
きれいな月だなあと眺める人に、この名月を心に宿すことが
できるのです。
 み仏の光明は、常に私達を照らして下さっています。
天地自然や、多くの人々によって生かされている恵みに感謝し、
おかげさまの日暮らしをさせていただくことが大切な生き方
なのでしょう。

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実るほど頭を垂れる稲穂かな

 10月に入るとさわやかな秋風が吹き抜け、いよいよ実りの季節が
やってまいりました。
 田には黄金色の稲穂が垂れ、一粒一粒の米が自然のよろこびを
歌っているようです。
 稲は八十八回の手を経ておいしいお米になると言われていますように、
大自然の太陽や水はもちろんのこと、農家の皆様の尊い汗の働きが
あっての結晶であることに間違いございません。
 実るほどにだんだんと稲穂を下げてゆく姿を見ますと、
私たちへの人生訓を無言のうちに示しているようです。



  私たちの躰も父母より縁あっていただいいたもの、言うまでもなく
自然の恩恵の中、また父母をはじめ多くの縁に支えられて生かされている命、
今日あることを思います時に決して粗末にしてはならない自分に気づくことが
報恩のはじめなのでしょう。
 成長すればするほど感謝の頭を下げたいものです。


心一つで生き方が変わる


こんな言葉があります。

惚れて通えば千里も一里 広い田んぼも一またぎ

 これから好きな人に会えるという時には、誰でも、心
がうきうきして、早く会いたい、早く会いたいと、その
恋しい人のことで頭がいっぱいになります。その恋する
心のもつエネルギーは、千里の距離も、ほんの一里に
過ぎなくなってしまいます。広い田んぼも何のその
、ひょいと一またぎで飛び越えてしまうほどです。
恋する心からは、驚くほどのエネルギーが湧いて
きます。

 こうして、せっかく、はるばる目指す恋人を訪ねたと
ころが、あいにく留守だった。それを知った瞬間に、こ
うなります。



惚れて通えば千里も一里 逢わで帰ればまた千里

 帰りの千里の道のりは、やはりもとの千里に戻ってし
まいます。がっくりして、その大変な距離を、とぼとぼ
と帰らなくてはなりません。千里の道のりは、千里どこ
ろか、二千里にも、三千里にも感じられます。
 同じ千里の距離も、心一つで、こんなにも変わってし
まうのです。

現実の人生には、好きなことも、嫌いなこともいっぱ
いあります。
しかし、好きになった時のあのエネルギーで、嫌いなことも
包み込んでしまうほどの意気込みが生れたら、きっと人生が
輝いてくることでしょう。


参道石階段並びに山門工事の状況



現在、参道石階段の工事は順調におこなわれています。
以前あった石階段の角度より、相当緩やかな階段
になっていることがわかります。



山門並び鐘楼堂工事も、秋彼岸万灯会が終わり
本格的に工事が始まりました。

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