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7月写経会の様子

いよいよじめじめとした梅雨も明け、今日は今年一番の
暑い日になりました。
本堂も朝から気温が上がり、今晩の写経会が心配な暑さです。
夕方になってもあまり気温が下がらず
参加された方々も、汗をふきふき写経を始めました。

少し時間がたつにつれて、暑さにも慣れ
一生懸命写経をされている姿を見て

洞山良价(どうざんりょうかい)禅師のお言葉が心に浮かびました。

「寒時(かんじ)は闍黎(しゃり)を寒殺(かんさつ)し熱時(ねつじ)
は闍黎を熱殺(ねっさつ)す」

(寒いときはそのまま寒さになりきり、熱いときはそのまま暑さになりきりることだ)?

「なりきる」とは禅宗での常用語で、「そのことに徹して迷いが無い」と云う意味です。

寒いといい、暑いといって嫌い避けようとして、結局、寒暑に振り回されてしまうから
愚痴になってしまうのだ。寒いときは寒さになりきり、暑いときは暑さに徹して
逃げようとか避けようとするのでなく、暑さに任せておけばいいじゃないか、
何で迷うことがあろうか・。

まさに皆様の心がそう思われた瞬間だったのでしょう。