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楽法寺だより4月号

 

めでたさも 中ぐらいなり おらが春

 いよいよ百科爛漫の良き季節が近づいてまいりました。
それと同時に一斉に咲く花を見ては心弾み、散る花を見ては心悲しみ、
一喜一憂してしまう季節でもあります。

 

 しかしなにごとも思いすぎる、やり過ぎることは、足りないことと
同じようによくありません。
 食べるのは腹八分目、酒はほろ酔い、そして花も半開に
見るくらいがいいのです。
 また、人を怒るときも腹八分目までで収める。
人に教える時も全部は教えず、自分で考えさせることも必要です。
人とのつきあいもまた淡いくらいの方が長く保てるのかもしれません。
 このように何ごとにおいても過剰にならなことです。
それを「知足」(ちそく=足ることを知る)といいます。

楽法寺の桜が開花

   
 蕾がピンク色に膨らみ始め4月6日に開花しました。
今年は寒さのせいか、開花が遅れていましたが、
蕾がピンク色にそまり、日に日にその美しさが映えています。
 楽法寺からぎおん山への桜は、戦後までは
桜の名所としてたくさんの提灯がつるされ
多くの花見客で賑わったといわれています。

 残念ながら楽法寺の参道の桜は80年の老木で
この度、2代目として植えられたものですが
楽法寺の桜は戦前のままの姿です。
 見頃は、4月の中旬~20日頃まででしょう。
 この機会を逃さず、隠れた花にスポットに
足を運んでみませんか。

山門・鐘楼堂落慶法要のご案内

 この度、15年に一度巡り来ます大祖師講法要の報恩事業として、
山門改修・鐘楼堂移転修復工事並びに参道周辺整備工事を
始めましたところ、今日までに工事が進み、
4月中旬には完成という日が近づいてきました。
これもひとえに仏祖諸天のご冥護と関係者各位の絶大なる
ご高援の賜と、ここに謹んで厚く御礼申し上げます。

 つきましては、4月28日(土)29日(日)の両日にかけて、
山門・鐘楼堂落慶法要、弟子和貴得度式・大祖師講法要を
執り行いますので、檀信徒各位並び御縁者の各位には公私共々
ご多忙のところではございますが、万障お繰り合わせの上、
何卒ご参詣下さり、共にお祝い・感謝の法要に手を合わせて
いただきますよう様御案内申し上げます。

  日 時 平成24年4月28日(土)
     9時00分 稚児行列(橫尾公民館出発)
     10時00分 山門・鐘楼堂落慶法要
  10時45分 賞典下付
  11時00分 弟子和貴得度式
  11時40分 挨拶・餅まき

16時00分 当山16世蒼龍俊正大和尚33回忌
17時00分 大祖師講逮夜諷経

  日 時 平成24年4月29日(日)大祖師講
  10時00分 献粥諷経
(両祖様に朝のお粥を召し上がっていただく法要)
11時00分 出班焼香
  (御寺院方が横一列になってお焼香しお拝をする特別な法要)
12時00分 寄付者総回向
(ご寄付をいただいた各家先祖代々の供養) 
14時00分 送真諷経
    (両祖様の真牌を次の御寺院様へお渡しする法要)

釈尊降誕会(ごうたんえ)

 旧暦4月8日はお釈迦様がお生まれになった日で、降誕会(ごうたんえ)、
花祭り、灌仏会(かんぶつえ)などと称されています。 
 今から2500年ほど前、インドの(今はネパール)ヒマラヤのふもと、
カビラ城というお城近くの、ルンビニーの花園でお釈迦さまは
お生まれになりました。
 生まれたばかりのお釈迦さまは、すぐに七歩歩かれ、右手で天をさし
左手で地をさして「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」、
この広い宇宙の中で唯我れ独り尊い、と声高らかに宣言されたと
伝えられています。
 その時、天に住む龍がも大変によろこんで、甘露の雨をお釈迦さまに
ふりそそいだといいます。それにちなんで誕生仏にみんなで
甘茶をかける花まつりの行事が各寺でおこなわれています。

 当寺では、新暦の5月8日に花祭りが行われますので、
ご家族皆様で御参拝下さい。